「感情はすぐに脳をジャックする」を読んでアンガーマネジメントに繋がると思った話
どうも、のーしいです。
僕は短気で怒りやマイナスなことを引きずりやすく
ストレスがたまると頭の中でずっと自分の陰口が再生される
マイナス思考野郎です。
福祉関係の仕事で怒りを利用者にぶつけてはいけないので
アンガーマネジメントの本を2,3冊読んで方法を試したのですが
なかなか怒りの心理状態から抜け出せませんでした。
ずっとひきずって、家に帰ってからも思い出し怒りをするなど
疲れが取れない感じがあります。
ですが、「感情はすぐに脳をジャックする」を読んでずいぶんと
気持ちを切り替えるのが早くなったなと感じたのでご紹介させていただきます。
僕的にこの本でなるほどと思ったこと7つです。
-
人は自分の感情に鈍感
- 強い感情に脳をジャックされがち
- 特定の感情を否定しない
- 許す力で、一瞬で感情をリセットする
- 小さな感情を認知できると気持ちが切り替えられる
- 感情を正しく認知するには
- 感情について理解を深める
この本のコンセプトは「感情を細かく認知することでアウトプットの質が上がる!」
で漫画家が人の感情をうまく表現するためには自分の感情をよく知りましょうって
ことを編集者の人が続けているうちに人生にもプラスなことがあると
気づいたから本にしたんだと思われます。(はっきりと書いてないけど)
要するに「自分の感情を知れば人は幸せになる」ってことらしいです。
でましたね、宗教的、自己啓発本的フレーズ(笑)
でも、自己啓発本によくある「こうしてはいけない」「こう考えよう」って
いう感じではないんです。
ただ、この考え方をすれば楽になるよねっていうのを紹介する感じ
今流行りの画期的系自己啓発本ですね(笑)
では、本書でなるほどためになると思った7つについて話していきます。
①人は自分の感情に鈍感
人は生活する中で感情を意識して過ごすことはあまりなく
強く感じた感情にのみ焦点がいきがちです。
ですが、一日の中にはラーメンを食べてうまいと感動したり、
同僚とバカ話をして楽しいっていう感情もあると思います。
そうゆう感情を意識して過ごさないと
人間は簡単に怒りとか、苛立ちなどの負の強い感情に脳を
支配されてしまう、ということを著者は言っています。
強く怒りを感じた時こそ、今やっている作業に集中して
「今自分はどんな感情なんだろう」とか「怒りに支配されているな」などと
気づくことが感情に支配されないうえで大切なんです。
②特定の感情を否定しない
こんなイラ立っていたら相手に失礼だとか、ネガティブな感情で
いたくないと、まじめな人こそ思いがちですが
特定の感情を否定してないようにしようとするほど
逆に負の感情をひきずってしまうのではないでしょうか。
負の感情をないようにしようとすればするほど心は逆に反発するように
爆発します。
なので、生まれた感情はすべて意味がある
「あらゆる感情は、自分の行動や意思決定に影響している」と
まずは受け入れることが必要です。
感情に善悪や優劣をつけて、「良い感情」の状態であろうとするのは
特定の感情に固執したり、「悪い感情」をないことにして
押し殺すのも脳が感情に乗っ取られている状態であるそうです。
そうゆう感情を受け入れた方が
自分を客観的に見れて一つの感情にとらわれ続けることを
回避することに繋がるのだとか。
③許す力で感情をリセットする
許すってことは相手への怒りや苛立ちを手放すことにつながります。
つまり、怒りの感情に固執しなくて済むことになります。
私自身、視線恐怖症のわき見が強く相手にどうしても意識がいってしまい
挙動不審になったところをキモイって言われイライラしたり
ぶん殴りたくなる衝動にかられていました。
その考えの根底には、わき見で自分は悪くないのに一方的に
悪口を言ってくる相手に、陰口を言わないことを期待しすぎたのだと思います。
人に期待するからそれに裏切られて怒りを感じるので
悪口、陰口を言われるのは当たり前と思うようにしたら
ずいぶんと気持ちが楽になりました。
それは陰口、悪口をいう他人を許すことになり感情のリセットに役立ちました。
④小さな感情を認知できると気持ちを切り替えられる
感情は様々ありますが
一日を思い返して特に思い出されるのが激しい怒り、苛立ちを感じた時
ではないでしょうか。
でも、よくよく考えると一日の中には同僚と会話して楽しいと感じる時間や
コーヒーを飲んでほっとする気持ちになる瞬間があるはずです。
怒りを感じた時ほどそういう些細な感情に意識を向けることで
怒りに脳を支配されたままの状態から抜け出しやすくなります。
⑤感情を正しく認知するには?
感情を正しく知るにはどんな感情があるか知ることが必要です。
この著書では、感情にはどんな種類があるか表で似たような感情、対極にある感情を
表しています。
言語によって色が何色に分けられるか変わってくるように、
感情の種類を知れば、より感情を認知しやすくなり自己理解や感情表現などの
アウトプットをしやすくなるのだとか。
なんかホントにそうかって疑問に感じる部分はありますが
感情を知るうえで役立つと思いました。
この著書は後半は対談形式で
恥、罪などのネガティブな感情と、誇り、驚きなどのポジティブな感情それぞれに
ついて話あう内容になっています。
具体的な感情を取り上げることで感情を知ろうという感じですかね。
会話形式なので読みやすかったです。
以上がこの著書の内容です。
偉そうに書きましたが、まだまだ怒りに支配される日々ではあります。
でも、以前より気持ちを切り替える時間が早くなったと感じたので
紹介させていただきました。